新型コロナウィルス影響下での活動について
演劇の三要素とは、場所、演者、観客です。
つまり、演劇は公演の際に、お客様に一か所にご参集いただかなければなりません。
また、その稽古におきましても、俳優、スタッフが稽古場へ集まります。そして、作品の完成度を高めるための議論は避けられません。発声練習も必要です。
さらに、地方にはない技術を持ったスタッフを、東京から招くなど、人の移動もあります。
そもそも、地方の俳優は別に本職を持っており、医療従事者も少なくありません。
子供達に同伴される親御様方のご負担も小さくありません。
現在の新型コロナウィルスにおける社会状況を、どのように推し量るかは、議論の別れるところですが、少なくとも、現在の鹿児島で、小規模演劇を完全に安全な状況で成立させることは困難と判断しています。
これまで、子どもゆめ基金の助成などを得て、ワークショップや発表会を開催して参りましたが、それぞれが心置きなく取り組むことができるようになるまで、公演等は控えて参りたいと存じます。
新年度は、少人数での動画による表現を活動の中心にして参りますので、これまで参加下さった皆様、ご支援いただいている皆様には、ご理解、ご協力賜りますよう、何卒、宜しくお願いいたします。
NPO法人劇場計画かごしま 竪山博之
0コメント